【買い】SEMITEC(6626)調整続きで潜伏していた出遅れ半導体関連株、センサー革命の流れで大化けに期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/01/23 20:00

調整続きで潜伏していた出遅れ半導体関連株、センサー革命の流れで大化けに期待

業種:電気機器
時価総額:89億円
PER:14.86倍
PBR: 1.00倍

 センサー専業で医療機器向け温度センサーのシェアが大きいほか、自動車や家電、防災向け用途も。また、自動車、モーター向けの光センサーや医療用の圧力センサーも開発し、この触覚センサーは人間の手に代わり遠隔医療用機器やカテーテルへの採用を見込む。さらに、半導体向けフォトマスク検査装置や幅広い用途への採用が見込まれるガスセンサ等の特許も有する技術系企業。

 業績面においては昨年11/11に中間決算および通期の業績下方修正を発表している。自動車・医療向け以外の落ち込みが目立ち、とくに中国経済減速の影響からOA機器、エアコン等家電向けの需要減が響いた格好。地域別には中国・国内の比率が大きいが東南アジアや北米が伸びてきており、下期は会社計画比でみた場合にそれほど悲観する必要は無いとみる。

 株価は昨年10月に2400円から4000円まで出来高を膨らませて急伸する場面がみられたが、200日移動平均線に上値を抑えられてその後は押し戻される動きとなった。足元では徐々に移動平均線が収斂してきており、最後の壁となる200日移動平均線の攻略がカギを握る。次回第3Q決算発表を2/10に控えており、ここで業績の落ち込みが然程でもないと受け止められれば、一転してかつての成長期待が復活する可能性もありそうだ。
配信元: 達人の予想

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