<動意株・30日>(前引け)=アイピーエス、ユビAI、ラクオリア

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/30 11:36
<動意株・30日>(前引け)=アイピーエス、ユビAI、ラクオリア  アイ・ピー・エス<4390.T>=4連騰。子会社InfiniVAN(以下、IVAN)がフィリピン航空との間で、航空券予約システムと拠点を結ぶデータ通信サービスを提供することで合意したと発表しており、これを好材料視する買いが入っている。今回の合意を踏まえ、IVANはマニラ首都圏地域内の主要発券カウンターと航空券予約システムが格納されたホストコンピューターを接続する回線を準備し、両社で本格的なサービス提供に向けた実証実験を20年1月16日から開始する。今後採用する顧客の規模と件数によっては、来期以降の収益に貢献する可能性があるとしている。

 ユビキタス AIコーポレーション<3858.T>=反発。700円近辺でのもみ合いをマドを開けて上放れると同時に25日移動平均線の上に株価を浮上させてきた。米国が量子分野の研究開発で日本と連携する動きを明示している。これは同分野に国を挙げて注力する中国を意識したもので、量子コンピューターによる暗号破りという安全保障面に力入れる構えだ。そのなか、耐量子コンピューター暗号技術を手掛ける同社にマーケットの目が向いている。

 ラクオリア創薬<4579.T>=急伸。同社は疼痛疾患に強みを持つ創薬ベンチャー。同社は韓国CJヘルスケアへ導出した胃食道逆流症治療薬「テゴプラザン」の中国における第3相臨床試験で主要評価項目を達成したことを発表、これを材料視する買いを引き寄せる格好となった。株価はテクニカル的にも1200円近辺で売り物をこなし、前週末まで2日続伸と底入れの動きをみせていた。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
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