<12/16~12/20> 来週の日経平均の動き

著者:Korosuke
投稿:2019/12/14 02:27

SQ通過24000円越えその先は

今週はFOMC、イギリスEU離脱、米中関税、メジャーSQと様々なイベントがありました。

SQ週は値動きが荒くなり動きやすいのですが、レンジ相場のため、SQ前日まではほとんど硬直状態でした。

このまま平穏に23500円近辺でSQを通過するのかと思いきや、トランプ発言やイギリス選挙での保守党の快勝などのポジティブな影響が続いて日経平均は大幅上昇となり、24000円越えまで達成しました。

これまで20日間近くもみ合ってきたレンジを上に突き抜けたことで、レンジ上限で入れていたロスカットが一気に発動したこともあってレンジを抜けてから一気に上に走りだしました。

トランプのツイッターやEU離脱がポジティブな方に進んでいることなど、目下の不安材料は全てい良い方向に向かっており、それらを折り込んだのが今の株価と言ってもいいでしょう。

最来週から外人達は、クリスマス休暇入りするので、実質今週から来週が今年最後の相場になると言ってもいいかもしれません。

外人達の動きはSQ通過まで売り優勢、国内は買い優勢でしたが、今回はこれだけの上昇となったため、国内の勝ちとなりました。

想定以上に大きく跳ね上がったのは、売り方の買い戻しもかなり入っているとは思いますが、ロスカットラインを連鎖的に突き抜けてあちこちで一気にロスカットが出て走りだしたように思います。

このままいくと上に強い相場のため、急いで買いに走りたくなってしまいますが、こういうときこそチャートを良く見てみましょう。

長い上値抵抗線して機能していた23600円を上に抜けたため、今度はここが下値抵抗ラインとして機能します。

次の変化日が大納会で23600円のところにあるため、このままこの下値抵抗ラインを割りこまず、変化日を上に通過することができれば来年からも上昇トレンドが継続していくことになります。

しかし、その上に次の変化日はなく、来年以降で見ても1月末に23600円なので、このまま高値を維持するのが現状ではいっぱいのところに来ているのではないかと思います。

そして、大納会までに23600円を下回った場合は下降トレンドに転換し、今回の上昇がフェイクとなる可能性が出てきます。

この上昇で23500円から23900円のところまで大きな窓を空けたのでここの窓埋めに向かうという可能性は十分にあります。

もし、この窓埋めに向かい23600円を割り込んだ場合、下降トレンドとなり、その先の変化日1/8 22600円があるので、ここを目指して再度下に調整する流れが出てきます。

大納会の変化日に向けてこの2つのどちらのパターンで動くかによって来年からの動きが決まってきます。

まだどちらの可能性もありますが、23600円がその行方を決める重要なラインになりますので、ここの動きを注視して見ていきたいと思います。
Korosuke
株式会社テラス
配信元: 達人の予想