■12月9日(月)■明日の相場展望  ~ 12月15日の米中合意が焦点 ~【5月、8月急落的中!】

著者:橋本明男
投稿:2019/12/09 17:30

ドル天井か

【12月15日の米中合意が焦点】


先週末のニューヨークダウ平均は、雇用統計の発表を受けて337ドル高と急伸。CMEの日経平均先物も23,540円と終わっておりましたので、これにサヤ寄せする形で高寄りして始まりましたが、日経平均は寄付きが高値の寄り切り陰線。

大引けは 76円高 23,430円
トピックスは 8.71ポイント高 1722.07ポイント
出来高は概算 10億9千万株で終わりました。

ニューヨークダウが337ドル高となったのですが、本来、円安となるべき所が円高となって帰って来ました。この辺が日経平均の頭を抑えた原因と思われますが、円ドル相場のチャートはドルが天井を打った型になっておりますので、ここからの円高が進む様になると株安に繋がって来るでしょう。

残るイベントは二つ。

一つはFOMCですが、雇用統計と株高を受けたら現状維持で決まりでしょう。そうなりますと15日の米中合意があるかないか、これだけが注目点ですし、そこが相場の大分岐点になる事は間違いございません。米中が合意するかどうかは私にはさっぱり分からない事ですが、ニューヨークダウの動きはあと二日強張ったとしたら、そこから急落と思われるチャートになっておりますので、合意するにしても失望に繋がる決着になるのではないでしょうか。

あくまで私個人の考えですからどうなるか分かりませんが、ならば株式市場が望む結果となった場合、日経平均は1月に25,000円前後でしょう。まず今週はもう上値は追えないと思います。


では御健闘を祈ります。
橋本明男
株×株 最高顧問
配信元: 達人の予想