日経平均は大幅反落、前日の反動に香港株安も重し

配信元:フィスコ
投稿:2019/11/13 15:51
日経平均は大幅反落。12日の米国市場でNYダウは横ばいとなった。ただ、トランプ米大統領の講演を受けて米中協議進展への期待が薄れ、為替相場は朝方、1ドル=108円台後半とやや円高に振れており、本日の日経平均は80円安からスタート。前日の後場に急動意を見せた反動に加え、香港株安なども重しとなり、前場の日経平均は23270.93円(前日比249.08円安)まで下落する場面があった。後場に入るとやや下げ幅を縮めたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を見極めたいとの思惑などから戻りは鈍かった。

大引けの日経平均は前日比200.14円安の23319.87円となった。東証1部の売買高は12億
1532万株、売買代金は2兆1558億円だった。業種別では、鉄鋼、石油・石炭製品、鉱業が下落率上位で、その他も全般軟調。繊維製品と証券の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は22%となった。

個別では、日経平均寄与度の大きいファーストリテ<9983>や、取引終了後に決算発表を予定していたリクルートHD<6098>が2%近い下落。任天堂<7974>なども軟調で、トヨタ自<7203>は小幅に下落した。業績予想を下方修正し、配当予想を未定とした日産自<7201>は売り先行も下げ幅縮小。今期業績見通しが市場の期待に届かなかったGMOPG<3769>は商いを伴って9%超下落し、JFE<5411>も決算を受けて下げが目立った。また、ニチイ学館<9792>じげん<3679>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が小幅に上昇し、ソニー<6758>や武田薬<
4502>はしっかり。業績下方修正のSMC<6273>は悪材料出尽くし感から買い優勢で、底堅い決算が評価された富士フイルム<4901>は6%超上昇した。また、システムサポート<4396>が東証1部上昇率トップとなり、オロ<3983>ネットマーケ<6175>はストップ高を付けた。
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