カネヨウはカイ気配スタート、兼松によるTOB価格900円にサヤ寄せ◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/13 09:14
 カネヨウ<3209.T>はカイ気配スタートとなっている。30日の取引終了後、筆頭株主である兼松<8020.T>が、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格900円にサヤ寄せする格好となっている。

 兼松は現在、カネヨウ株式の30.83%を所有しているが、完全子会社化することで海外展開の強化を含めた事業展開に関する意思決定の迅速化を図り、グループの経営資源を 最大限に活用するのが狙い。また、東京証券取引所は9月2日、8月の時価総額が上場維持に必要な10億円を下回っていたとしてカネヨウを上場廃止の猶予期間入り銘柄に指定していたが、兼松では株主に対してプレミアムをつけて売却する機会を確実に提供することが株主にとって利益が大きいと判断したという。買付予定数は97万357株(下限・上限設定なし)で、買付期間は11月13日から12月24日まで。なおTOB成立後、カネヨウは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は、カネヨウ株式を11月12日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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