ハーモニック、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2019/11/12 15:40
 ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [JQ] が11月12日大引け後(15:40)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比82.7%減の16.1億円に大きく落ち込んだ。
 併せて、通期の同損益を従来予想の10億円の黒字→13億円の赤字(前期は174億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は29.1億円の赤字(前年同期は81.2億円の黒字)に転落する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比97.5%減の1.1億円に大きく落ち込み、売上営業損益率は前年同期の23.5%→-1.2%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1) 当第2四半期累計期間の連結業績につきましては、売上高が前回予想を上回ったことによる増益効果に加え、固定費の削減活動などが奏功した影響により、営業利益が予想値を上回りました。また、個別業績につきましても、連結と同様、固定費の削減などにより、営業利益が予想値を上回りました。(2) 通期の業績予想につきましては、日本を含むアジア市場で足下の受注状況に底打ちの兆しが見られるものの、下期の受注回復のペースは前回予想時の前提を下回る見通しであることから、売上高を下方修正いたします。これは、米中貿易摩擦などの影響により、自動化・省力化投資の低迷が長期化していることや、当社グループのお客様や代理店各社における当社製品の在庫調整に今しばらくの時間を要する見通しであることが主な要因であり、当社製品の市場におけるシェアや販売単価に大きな変化は認められません。従って、上記要因が解消されるに連れ、漸次売上高は回復していくものと見込んでおります。また、損益面につきましては、引き続き固定費の削減などに努めてまいりますが、売上高を下方修正することに伴い、営業利益、経常利益、当期純利益も下方修正するものです。
配信元: 株探

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