午後:債券サマリー 先物は反落、30年債入札結果は不調
12日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。小安く始まったあとはジリジリと下げ幅を広げ、午後は30年債入札の結果を受けて一段安となった。
11日の米債券市場はベテランズ・デーの祝日で休場だったが、東京市場は足もとでの軟調地合いが続いている状況。米中貿易協議の進展思惑に加え、日銀の追加緩和期待の後退が依然として影響しているといった様子だった。30年債入札への警戒感も漂うなか、午後に入って不調な結果が判明すると一段と売りが増加。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が16銭と前回(10月10日)の6銭から拡大したほか、応札倍率が3.66倍と前回の3.87倍を下回ったことで、需要の弱さが意識された。日経平均株価が後場一段高となったことも重荷となり、債券先物はこの日の安値で取引を終えた。
この日の先物12月限は152円97銭で始まり、高値は152円99銭、安値は152円59銭、終値は前日比43銭安の152円59銭。出来高は2兆9581億円となった。
現物債の利回りは午後3時過ぎ時点で、10年債が前日比0.030%上昇のマイナス0.040%、20年債が同0.025%上昇の0.320%、30年債が同0.030%上昇の0.480%だった。
出所:MINKABU PRESS
11日の米債券市場はベテランズ・デーの祝日で休場だったが、東京市場は足もとでの軟調地合いが続いている状況。米中貿易協議の進展思惑に加え、日銀の追加緩和期待の後退が依然として影響しているといった様子だった。30年債入札への警戒感も漂うなか、午後に入って不調な結果が判明すると一段と売りが増加。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が16銭と前回(10月10日)の6銭から拡大したほか、応札倍率が3.66倍と前回の3.87倍を下回ったことで、需要の弱さが意識された。日経平均株価が後場一段高となったことも重荷となり、債券先物はこの日の安値で取引を終えた。
この日の先物12月限は152円97銭で始まり、高値は152円99銭、安値は152円59銭、終値は前日比43銭安の152円59銭。出来高は2兆9581億円となった。
現物債の利回りは午後3時過ぎ時点で、10年債が前日比0.030%上昇のマイナス0.040%、20年債が同0.025%上昇の0.320%、30年債が同0.030%上昇の0.480%だった。
出所:MINKABU PRESS
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