【買い】JT(2914)今後の値動きは?= ライジングブル藤村

著者:藤村哲也
投稿:2019/10/30 21:07

ディーリング銘柄として注目

追記分

11月は2436円でスタート。決算は予想を下回りましたが、織り込み済みで、11/25の株価は2480円としっかり。引き続き、小幅な鞘取り狙い。
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「概要」

国内たばこ製造独占、バイオ、食品にも展開。

「指標」

PER12倍、配当利回り6.3%。中間決算の結果は7月31日(水)に発表済み。10月31日に第三四半期決算発表。中間期は1%減収17%減益。配当は予想据え置き。

「ディーリング判断」

株価は10月29日(火)で2444円。前回は決算発表後2200円台に突入して下落が続いていましたが10月は2400円台へ浮上。

11月の株価予想レンジは2380円から2550円を想定したい。

上値には大量の売り物が待っており、引き続き売り圧力が強い銘柄。6月配当の権利をとるための買いも2400円台で入っており戻ると断続的に売り物が出てきましょう。

売り物が出てきてからの押し目狙いがお薦め。寄りが高ければ見送りが賢明。

10円20円の値幅の戻りで売るような短期鞘取りを想定したい。

上値は当面限られましょう。信用の買い残も引き続き490万株近くと高水準、徐々に整理されてきましたが、未だに済んでいない状況。

上に来たら、売り物が待ち構えているために、需給は引き続き悪く、保有を長引かせると他のビッグチャンスを逸してしまう可能性は大きい。

いずれにしても株価が勢いよく上がっていく材料には乏しい反面、下値は配当利回りの支えで限られていて、初心者には扱いやすい銘柄。

「注意事項」

ただ年率6%といえば、他の金融商品にはない魅力となりましょうが、20%30%も望めるのが株の魅力でもあります。勿論、年率6%といっても、株価が下落したり減配したら元も子もありません。

配当利回りの支えがあるために安全牌ですが、限られた資金をどの銘柄を保有していくのかの選択によってパフォーマンスが大きく違ってくる可能性が高い。

そのため下値を拾い、上に来たら外していく短期鞘取り銘柄としての注目にとどめたい。

どうしても、限られた資金で安全牌を選ぶと、他のチャンスはいつの間にか通り過ぎてしまい後の祭りとなりかねないため、この点は十分に注意が必要です。

「投資方針」

今のうちに保有銘柄の見直しをしておかれることがお薦め

株で資産を形成していくのに、大切な一つ。

含み損益と売買損益両方を意識することが大切です。

含み損益とはまだ売らないで保有中の銘柄の損益で、マイナスの場合は含み損、プラスの場合は含み益。まだ売却していないため、確定されていない未確定の損益です。

売買損益とは既に売却した銘柄で売買済みでマイナスの場合は売買損失、プラスの場合は売買利益。既に確定された損益です。

両方とも大切です。

売買利益は少し出ているが、含み損を多く抱えている場合は、気持ちも晴れません。

逆に含み益を多く抱えていくと、気持ちは楽になり、いつでも利益を確定できるという余裕が生まれ、出来ることも増えていきます。

売買利益だけを狙っていくと、常に忙しくなりますし、含み益だけを狙うと動きが非常に鈍くなります。

2つの損益は、資産形成の両輪で、理想は売買利益を確定しながら、その確定した資金で更に含み益を作っていくことです。

これが出来ていくと、複利効果が働き、利益が利益を呼び、資産が飛躍的に形成されていくのです。

資産を形成していくのに最も重要な視点です。

この両輪を動かしながら資産形成をしていくことです。

そうすると複利効果が働き、年月が経つほどに資産が形成されていくような状態になっていくのです。

例えば、2013年版100万円コースは、

売買利益は269万円、含み益は130万円です。元手が100万円でも利益を確定しながら進んでいくから、そのような利益が生まれていきます。

いつでも含み益を確定でき、次の展開も優位に進めていけるのです。

逆に含み損を抱えてしまうと、資金は滞り、動かす気持ちがなくなり、色んなチャンスを見逃していくリズムに入ってしまいます。

まだ実現していない損だから、と思うようにしても、実際に資産は減っているのです。

そうゆう方は、先ずは、含み益を作っていくことがスタートです。含み益が先ずは形成されていきます。
段々とリズムが変わっていきましょう。

このJT株は売買損益の中でも11月の数%の小幅な鞘取り狙いと言えましょう。回転を効かせていくことが前提となります。
藤村哲也
ライジングブル投資顧問代表
配信元: 達人の予想

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