東京株式(大引け)=131円安、225先物主導の下げで値上がり銘柄多い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/30 15:41
東京株式(大引け)=131円安、225先物主導の下げで値上がり銘柄多い  30日の東京株式市場は前日までの連騰の反動から利益確定売りが優勢だった。FOMCの結果発表を前に積極的に買い向かう動きは限られた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比131円01銭安の2万2843円12銭と8日ぶり反落。東証1部の売買高概算は17億9256万株、売買代金概算は3兆3795億7000万円。値上がり銘柄数は1341、値下がり銘柄数は757、変わらずは55銘柄だった。

 きょうの東京市場は売り優勢の展開。寄り付きこそ売り買いを交錯させていたが、その後日経平均は下に振れ、後場は売り直される形となった。ここまで相場を牽引してきた半導体関連株に利益確定の動きが出て、これに追随する形で電機や機械株などが売られた。また、鉄鋼や非鉄などの景気敏感株にも売りが目立った。日本時間31日未明に判明するFOMCの結果を見極めたいとの思惑も根強い。0.25%の利下げは完全に織り込まれているものの、年内利下げに打ち止め感が出た場合、株価が軟化するとの見方が機関投資家のポジション調整の売りを促した。また、海外短期筋の先物売りによる下げ圧力も働いた。ただ、値上がり銘柄数が値下がりを大きく上回り、TOPIXはプラス。売買代金は3兆3000億円台と大きく膨らんだが、これはTOPIXの浮動株比率見直しに伴う売買が反映されたもの。

 個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が大きく値を下げたほか、東京エレクトロン<8035.T>アドバンテスト<6857.T>も軟調。村田製作所<6981.T>NEC<6701.T>が下落、オムロン<6645.T>も売られた。さくらインターネット<3778.T>カプコン<9697.T>などが大幅安、TAC<4319.T>も利食われた。日本ハウスホールディングス<1873.T>なども安い。

 半面、任天堂<7974.T>が買われ、富士通<6702.T>が大幅高となった。資生堂<4911.T>が買いを集め、エーザイ<4523.T>も物色人気。日信工業<7230.T>ケーヒン<7251.T>ショーワ<7274.T>は揃ってストップ高に買われた。有機合成薬品工業<4531.T>が売買代金急増のなか大幅高。デクセリアルズ<4980.T>RPAホールディングス<6572.T>なども上値を追った。不動テトラ<1813.T>日清製粉グループ本社<2002.T>なども高い。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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