ドル円、ブレグジット合意で109円手前。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/10/18 09:37

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.75円で始まると、東京時間は、108.60円台から108.80円台で小動き。ロンドン時間、英国とEUは、英国のEU離脱(ブレグジット)を巡る条件を修正することで合意。これを受け、NYダウ平均先物や日経平均先物が上昇すると、ドル円も108.94円まで上昇。NY時間、ブレグジット合意案に関して、英議会承認に不透明感がある事などから、ポンドの上昇が失速。9月米住宅着工件数・10月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数・9月米鉱工業生産指数が予想を下回ると、米10年債利回りが低下し、ドル円は108.45円まで下落。その後は買戻しが入り108.63円でクローズをむかえた。

ドル円、ブレグジット合意で109円手前。

昨日のマーケットはポンドに集中していて、ドル円は、蚊帳の外状態。とは言え、ブレグジット合意によるリスクオンで109円突破となるかと見ていたが、109円の壁は厚かったようだ。しかし、昨日失速といっても108円台半ばから買戻しが入っており、再度109円挑戦という雰囲気は残っている。
テクニカル的に、昨日の高値108.94円は、104.44円-108.47円-106.48円からの上値拡張61.8%(108.97円)レベル。109円突破となれば109.31円(8/1の高値)・109.35円(112.39円-104.44円の戻り61.8%)あたりが、上値目標となりそうだ。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想