今週の株式市場は堅調が予想される
先週末の米中貿易摩擦問題の暫定合意を受け、株式市場は一気に好転してきた。
10日から始まった閣僚級協議は、思ったよりも早く暫定合意の発表を行った。株式市場は、10月3日に開けたマドを埋めないまま低迷したが、この早期合意発表によって、一気に金曜日にマドを埋めてきた。
今週の株式市場は堅調に推移するだろう。まずは9月19日の高値22256円を抜くことが第一目標だが、その後、4月高値の22363円、昨年10月の24448円と、目標値を切り上げていく展開も可能だろう。米中貿易問題は、段階的に解決していく、というその性質が、株式市場には寄与しやすい材料となる要因だ。
その他の地政学的リスクなど、新たな悪材料もあるが、為替がドル高に振れていることで、これらのリスクの影響は限定的なものになっている。また今週は米中共に経済指標の発表も多いが、これら指標がマイナスに捉えられたとしても、米国の新たな関税措置が延期になったことで、景気の底割れはすでに回避されそうだという解釈が勝るだろう。
それよりも問題となり得るのは、週末に予定される欧州への報復関税と、今月中に期限がくる英国のEU離脱を巡る動きだ。こちらは今週末から来週にかけて出てくる材料だが、米中の歩み寄りによる上昇が限定的になれば、こちらのリスクが表面化する可能性が出てくる。今週は、週初に参戦し、木曜日から金曜午前中までに益出しをするというイメージで取り組むべきだろう。
10日から始まった閣僚級協議は、思ったよりも早く暫定合意の発表を行った。株式市場は、10月3日に開けたマドを埋めないまま低迷したが、この早期合意発表によって、一気に金曜日にマドを埋めてきた。
今週の株式市場は堅調に推移するだろう。まずは9月19日の高値22256円を抜くことが第一目標だが、その後、4月高値の22363円、昨年10月の24448円と、目標値を切り上げていく展開も可能だろう。米中貿易問題は、段階的に解決していく、というその性質が、株式市場には寄与しやすい材料となる要因だ。
その他の地政学的リスクなど、新たな悪材料もあるが、為替がドル高に振れていることで、これらのリスクの影響は限定的なものになっている。また今週は米中共に経済指標の発表も多いが、これら指標がマイナスに捉えられたとしても、米国の新たな関税措置が延期になったことで、景気の底割れはすでに回避されそうだという解釈が勝るだろう。
それよりも問題となり得るのは、週末に予定される欧州への報復関税と、今月中に期限がくる英国のEU離脱を巡る動きだ。こちらは今週末から来週にかけて出てくる材料だが、米中の歩み寄りによる上昇が限定的になれば、こちらのリスクが表面化する可能性が出てくる。今週は、週初に参戦し、木曜日から金曜午前中までに益出しをするというイメージで取り組むべきだろう。