4日の日本株市場は、下げ渋りをみせつつも、不安定な相場展開になりそうだ。3日の米国市場ではNYダウが122ドル高と反発した。9月ISM非製造業景況指数が3年ぶりの低水準となったことが嫌気されたが、今月末のFOMCでの利下げを予想する見方が強まったことで引けにかけて切り返しをみせている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の21360円。円相場は1ドル106円90銭台と円高に振れて推移している。
注目された9月ISM非製造業景況指数は52.6と、2016年8月以来の低水準となった。判断の分かれ目となる50は上回っているが、コンセンサスの55を下回っており、通商問題の影響が経済の広範な分野に波及し、米景気が急速に減速した可能性に懸念が強まっている。
一先ず米国市場は利下げ観測から半導体株を主導に反発をみせており、日本株市場も買い先行の転換になりそうだ。しかし、米雇用統計の発表を控えているほか、先行き不透明感の高まりによってオーバーウィークでのポジションを取りに行く参加者は限られるだろう。買い先行も自律反発の域は脱せず、物色についてもリバランス中心になりそうである。
昨日の日経平均はギャップスタートで25日線を割り込むと、その後も下げ幅を広げており、センチメントは悪化。ただし、需給が良好な銘柄などへは買い戻しといった流れにも向かわせており、急落ではあるが、比較的落ち着いた値動きといったところであった。また、東証2部やJASDAQ指数などは相対的に底堅さがみられており、インデックスに絡んだ商いに振らされ難い中小型株などはしっかりであろう。
また、東エレク<8035>の底堅い値動きにみられるように、弱気に傾いていたセンチメントの中で、警戒されていた銘柄などへはショートカバーが意識されやすい。先行き不透明ながらも、需給妙味の大きい銘柄へのリバランスの動きを意識しておきたいところであろう。アップルが堅調だったこともあり、半導体関連へは買い戻しが入りやすそうである。
<AK>
注目された9月ISM非製造業景況指数は52.6と、2016年8月以来の低水準となった。判断の分かれ目となる50は上回っているが、コンセンサスの55を下回っており、通商問題の影響が経済の広範な分野に波及し、米景気が急速に減速した可能性に懸念が強まっている。
一先ず米国市場は利下げ観測から半導体株を主導に反発をみせており、日本株市場も買い先行の転換になりそうだ。しかし、米雇用統計の発表を控えているほか、先行き不透明感の高まりによってオーバーウィークでのポジションを取りに行く参加者は限られるだろう。買い先行も自律反発の域は脱せず、物色についてもリバランス中心になりそうである。
昨日の日経平均はギャップスタートで25日線を割り込むと、その後も下げ幅を広げており、センチメントは悪化。ただし、需給が良好な銘柄などへは買い戻しといった流れにも向かわせており、急落ではあるが、比較的落ち着いた値動きといったところであった。また、東証2部やJASDAQ指数などは相対的に底堅さがみられており、インデックスに絡んだ商いに振らされ難い中小型株などはしっかりであろう。
また、東エレク<8035>の底堅い値動きにみられるように、弱気に傾いていたセンチメントの中で、警戒されていた銘柄などへはショートカバーが意識されやすい。先行き不透明ながらも、需給妙味の大きい銘柄へのリバランスの動きを意識しておきたいところであろう。アップルが堅調だったこともあり、半導体関連へは買い戻しが入りやすそうである。
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