ドル円、一時108円台回復。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/09/30 13:25

マーケットコンディション

先週末のドル円は107.81円で始まると、日本時間は日経平均の軟調を受け107.65円まで下押しとなるが、下値も限定的。ロンドン時間、107円台後半で堅調推移。NY時間、中国の米製品購入拡大の動きや米中閣僚級協議が予定通り開催される見通しから米中協議進展期待で、ドル円は買いが先行。また、「サウジアラビアはイエメンでの一部停戦に合意」との報道を受け、NYダウ平均が上昇すると、ドル円は108.18円まで上昇。その後、「トランプ政権が米証券取引所に上場する中国株の廃止を検討」との報道を受けて107.78円まで下落。その後は買戻しが入り107.92円でクローズをむかえた。

ドル円、一時108円台回復。

週末でのリスクオフはなく、107.90円台で平穏スタート。
米中貿易協議進展期待+中東地政学リスク後退で、リスクオン気味に上昇。テクニカル的には一時的にせよ108円台を回復したことで、9/24の106.96円が目先の底となる可能性が高まっている。その場合、104.44円-108.47円-106.96円からの上値拡張38.2%が108.49円となり、目先、このレベルに挑戦する動きとなりそうだ。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想