新興市場銘柄ダイジェスト:セキチューはストップ高、アストマックスが急伸

配信元:フィスコ
投稿:2019/09/26 15:42
<4586> メドレック 418 -16
大幅に3日続落。19年12月期の営業損益を従来予想9.49億円の赤字から18.66億円の赤字(前期実績12.73億円の赤字)に下方修正。痙性麻痺治療貼付剤CPN-101の一部マイルストンが次期以降にずれ込む見通しのほか、武田薬品<4502>第一三共<4568>との協業での開発進捗が当初見込みと乖離したため。神経疼痛治療薬MRX-5LBTの試験実施時期の前倒しも研究開発費増加で損益を圧迫した。

<9976> セキチュー 1462 +300
ストップ高。20年2月期第2四半期累計の営業利益を従来予想の2.50億円から3.19億円(前年同期実績2.73億円)に上方修正している。広告宣伝費、水道光熱費等の経費削減に努めたことが奏功した。通期予想(前期比8.8%減の3.10億円)は10月以降の消費税増税が業績に与える影響など不確定要素が多いとして、据え置いた。株価は7月22日に付けた年初来高値(1413円)を上回る水準で推移している。

<2370> MDNT 63 +3
急騰。19年9月期の営業損益を従来予想の16.35億円の赤字から9.84億円の赤字(前期実績27.14億円の赤字)に上方修正。特定細胞加工物が堅調だったほか、事業構造改革の成果や再生医療等製品事業の研究開発投資が想定を下回ったため、赤字額が縮小する。また貸付金等債権の弁済を受けることに伴い、純損益を従来予想の16.41億円の赤字から7.97億円の赤字(同31.27億円の赤字)に上方修正した。

<3798> ULSグループ 2590 -10
朝高後マイナス転換。連結子会社であるピースミール・テクノロジーが官公庁・自治体向けICTコストの見積評価支援サービスを開始すると発表している。調達仕様と仕様による見積結果を評価し、ICT投資の最適化を図る。ICTガバナンス強化支援のスキルやノウハウ等を活用し、統計情報のみに基づいた従来の評価よりも踏み込んだ評価をするとしている。

<6597> HPCシステムズ 2010 -
公開価格(1990円)を6.0%下回る1870円で初値を付けた。会社設立06年7月3日。主な事業は科学・工学向け高性能コンピューターのソリューション提供。20年6月期の営業利益予想は前期比27.0%増の4.69億円。科学技術計算用コンピューターを展開するHPC事業が好調に推移しており、利益を押し上げる見込み。産業用組込コンピューターを手掛けるCTO事業も堅調で、増益に寄与するとみている。

<7162> アストマックス 363 +41
急伸。連結子会社が販売目的で取得した太陽光発電設備を譲渡すると発表している。岩手、埼玉、岡山各県の太陽光発電設備一式の計約3.0メガワット分で、譲渡先は非公表。20年3月期第2四半期に売上総利益0.55億円(消費税抜)を計上する見込みだが、営業損益等の金額は現在精査中としている。また、保有株式の売却で第3四半期に0.68億円の投資有価証券売却益を特別利益として計上する。 <ST>
配信元: フィスコ

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