萩原工業<7856>は9日、2019年10月期第3四半期(18年11月-19年7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.6%増の222.25億円、営業利益が同1.1%減の19.47億円、経常利益が同5.9%減の19.01億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同6.2%減の12.76億円となった。
合成樹脂加工製品事業の売上高は前年同期比21.1%増の176.92億円、営業利益は同1.1%増の13.76億円となった。粘着テープ用基材、ラミネートクロス及び土のう関連が順調に推移した。収益面では、昨年来の原材料高に対する価格転嫁が進展し、改善傾向にある。インドネシアの子会社ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズは、インドネシア国内販売の強化策を進め、収益の底上げに努めている。中国の子会社青島萩原工業有限公司は、米中通商問題の影響やブルーシート関連の在庫調整のため減収となった。国内子会社の日本ファブウエルドは、特注加工需要を取り込み順調に推移した。また東洋平成ポリマーは、原材料価格高騰の影響が軽減され収益性が向上しつつある。
機械製品事業の売上高は前年同期比1.9%増の45.33億円、営業利益は同5.8%減の5.70億円となった。主力のスリッター関連機器は、国内は紙関係で包装資材用及び工業材料用が好調、フィルム関係で工業材料用及びリチウムイオンバッテリー用包装材向けの売上があった。海外は中国向けバッテリーセパレーターフィルム用及び東南アジア向け軟包装材料用が堅調に推移した。押出関連機器は、食品容器用及びバッテリーセパレーターフィルム用スクリーンチェンジャーと特殊樹脂用ペレタイザーが好調。リサイクル関連機器は、顧客の社内リサイクル拡大を目的とした造粒装置や既存設備の保全部品等の需要があった。
2019年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.6%増の290.00億円、営業利益が同4.2%増の28.00億円、経常利益が同4.3%増の29.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.1%増の20.00億円とする期初計画を据え置いている。
<MH>
合成樹脂加工製品事業の売上高は前年同期比21.1%増の176.92億円、営業利益は同1.1%増の13.76億円となった。粘着テープ用基材、ラミネートクロス及び土のう関連が順調に推移した。収益面では、昨年来の原材料高に対する価格転嫁が進展し、改善傾向にある。インドネシアの子会社ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズは、インドネシア国内販売の強化策を進め、収益の底上げに努めている。中国の子会社青島萩原工業有限公司は、米中通商問題の影響やブルーシート関連の在庫調整のため減収となった。国内子会社の日本ファブウエルドは、特注加工需要を取り込み順調に推移した。また東洋平成ポリマーは、原材料価格高騰の影響が軽減され収益性が向上しつつある。
機械製品事業の売上高は前年同期比1.9%増の45.33億円、営業利益は同5.8%減の5.70億円となった。主力のスリッター関連機器は、国内は紙関係で包装資材用及び工業材料用が好調、フィルム関係で工業材料用及びリチウムイオンバッテリー用包装材向けの売上があった。海外は中国向けバッテリーセパレーターフィルム用及び東南アジア向け軟包装材料用が堅調に推移した。押出関連機器は、食品容器用及びバッテリーセパレーターフィルム用スクリーンチェンジャーと特殊樹脂用ペレタイザーが好調。リサイクル関連機器は、顧客の社内リサイクル拡大を目的とした造粒装置や既存設備の保全部品等の需要があった。
2019年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.6%増の290.00億円、営業利益が同4.2%増の28.00億円、経常利益が同4.3%増の29.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.1%増の20.00億円とする期初計画を据え置いている。
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