今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/08/22 15:39

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円相場は朝方こそ堅調でしたが、次第に米長期金利の低下や日経平均株価の上げ幅縮小が重しとなり、15時過ぎには106.30円前後まで弱含む展開となりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。


8/22(木)
16:15☆仏8月製造業PMI・速報値
16:15 仏8月サービス業PMI・速報値
16:30☆独8月製造業PMI・速報値
16:30 独8月サービス業PMI・速報値
16:30 スウェーデン7月失業率
17:00☆ユーロ圏8月製造業PMI・速報値
17:00 ユーロ圏8月サービス業PMI・速報値
20:30☆ECB議事録(7月24日-25日分)
21:30 カナダ6月卸売売上高
21:30 米新規失業保険申請件数
22:45☆米8月製造業PMI・速報値
23:00 米7月景気先行指数
23:00 ユーロ圏8月消費者信頼感指数
----- 英仏首脳会談(パリ)
-----☆ 日米閣僚級貿易交渉
-----☆ジャクソンホール会議(24日まで)

8/23(金)
07:45 NZ4-6月期小売売上高
08:30☆日本7月消費者物価指数

※☆は特に注目の材料

今夜は、仏・独の製造業PMIに加え米国でも8月製造業PMIが発表されます。前回は50.4と、なんとか分岐点の50以上をキープしました。今回の市場予想は50.5となっていますが、万一、50を割り込むとリスク回避の円高に繋がりかねません。とはいえ、市場の関心は明日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に向けられています。PMIも少々の振れでは材料視される公算は小さいでしょう。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想