■7月29日(月)■明日の相場展望  ~ 引いて見る事が大事な場面 ~

著者:橋本明男
投稿:2019/07/29 20:08

目先はともかく

【明日のトピックスの動きが重要】


好材料という好材料を全て先取りしてしまった感じが漂う世界の株式市場ですから、今週31日に控えるFOMCでの利下げ後、ニューヨーク市場がどう動くかは誰もが注目しています。

今日の東京市場は、多少リスク回避の動きが出た様で、日経平均は小幅続落となりました。

大引けは 41円安 21,616円
トピックスは 2.95ポイント安 1568.57ポイント
出来高は概算 9億6千万株 で終わっております。

株価の基本は業績です。PER、PBRというファンダメンタルズが、最近は無視されて期待が先行している感がありますので、今日の<6861>キーエンスの様に、業績悪化が発表されますと、一気に相場が壊れてしまいます。同銘柄は、本日 4.44%の下落となりました。

又、<6954>ファナックは、今日の引け後に4月~6月期の決算を発表。前年同期比、大幅減益となっております。この<6954>ファナックは、日経平均225銘柄ですので、明日の下げ方次第で、日経平均の動きも変わって来ます。

トピックスが、明日5ポイント安以上で終わりますと、極めて短期急落線に近い型となります。様々な角度から考えて、目先はともかく、9月メジャーSQ前までは、安いと私の相場観測法は考えます。

今は、急落に備えるべし。

急落がなければ、それはそれで良し。買う銘柄は、鉄鋼、船、証券、等々いくらでも有りますが、もう買いゾーンに入った、これらの銘柄とて日経平均が1,500円も下げれば、無傷ではいられないでしょう。

ここは一歩も二歩も引いて見る事です、

では、御健闘を祈ります。
橋本明男
株×株 最高顧問
配信元: 達人の予想