午前:債券サマリー 先物は続伸、欧米の金利低下が支援材料

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/07/23 11:44
 23日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。前日の欧米市場で長期金利が低下した流れを引き継いだ。

 今週25日の欧州中央銀行(ECB)理事会や、来週30~31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて金融緩和が意識されやすく、22日の海外市場ではドイツやフランスの長期金利が低下。FOMCでの大幅な利下げ観測が後退している米長期金利も小幅に低下し、これが東京市場にも波及した。ただ、この日は40年債入札が実施されるほか、日経平均株価が反発したことから積極的には債券を買いにくいムードもあり、商いの盛り上がりには乏しかった。

 午前11時の先物9月限の終値は前日比8銭高の153円68銭。出来高は1兆609億円だった。現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%低下のマイナス0.145%、20年債が同0.005%低下の0.225%となった。


出所:minkabuPRESS
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