■業績推移
3. 2020年3月期の業績予想
2020年3月期の業績予想についてFJネクスト<8935>は、売上高を前期比10.4%増の90,000百万円、営業利益を同9.0%増の11,000百万円、経常利益を同9.0%増の11,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同7.1%増の7,000百万円と増収増益により、2期連続で過去最高業績を更新する見通しである。
すべての事業が好調に推移する中で、引き続き、「不動産開発事業」の拡大が業績の伸びをけん引する想定である。マンション販売戸数は年間2,800戸(前期比+338戸)を計画。特に、新築ワンルームマンションの販売拡大が増収に大きく貢献する見通しとなっている。
利益面では、土地仕入価格の上昇や建築費の高止まり等を保守的に見積もり、営業利益率は12.2%(前期は12.4%)とほぼ横ばいで推移するものの、増収により増益を確保する計画である。
弊社でも、首都圏において土地の仕入れ競争が激化しているものの、外部環境が引き続き好調に推移している上、前期末のたな卸資産が順調に積み上がっていることから、同社の売上高予想は十分に達成可能であるとみている。むしろ、前期同様、中古マンションによる販売戸数の上乗せが業績の上振れ要因となる可能性にも注意が必要だろう。また、来期以降の業績を判断するため、土地の仕入れ状況にも注目していきたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<MH>
3. 2020年3月期の業績予想
2020年3月期の業績予想についてFJネクスト<8935>は、売上高を前期比10.4%増の90,000百万円、営業利益を同9.0%増の11,000百万円、経常利益を同9.0%増の11,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同7.1%増の7,000百万円と増収増益により、2期連続で過去最高業績を更新する見通しである。
すべての事業が好調に推移する中で、引き続き、「不動産開発事業」の拡大が業績の伸びをけん引する想定である。マンション販売戸数は年間2,800戸(前期比+338戸)を計画。特に、新築ワンルームマンションの販売拡大が増収に大きく貢献する見通しとなっている。
利益面では、土地仕入価格の上昇や建築費の高止まり等を保守的に見積もり、営業利益率は12.2%(前期は12.4%)とほぼ横ばいで推移するものの、増収により増益を確保する計画である。
弊社でも、首都圏において土地の仕入れ競争が激化しているものの、外部環境が引き続き好調に推移している上、前期末のたな卸資産が順調に積み上がっていることから、同社の売上高予想は十分に達成可能であるとみている。むしろ、前期同様、中古マンションによる販売戸数の上乗せが業績の上振れ要因となる可能性にも注意が必要だろう。また、来期以降の業績を判断するため、土地の仕入れ状況にも注目していきたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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