■今後の見通し
ハイアス・アンド・カンパニー<6192>の2020年4月期の連結業績予想は、売上高が8,400百万円(前期比37.7%増)、営業利益が560百万円(同34.4%増)、経常利益が530百万円(同28.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が290百万円(同20.6%増)となっている。
同社では、住宅・不動産市場で高まるソリューションへのニーズを的確に捉えながら、新規導入会員企業の本格稼働と、既存会員企業の受注増加により、会費・ロイヤルティ等の増加を見込んでいる。また、「R+house」事業に加え、「R+house」の関連商材となる高性能デザイナーズセレクト住宅「アーキテクチャル・デザイナーズ・マーケット(ADM)」や、前期までにリリースした新規商材の伸長を見込んでいる。事業別に前期比で見ると、売上高、営業利益ともに建設施工事業の伸長によるものが大きく見える。しかし、これはコンサルティング事業よりも建設施工事業の1件当たりの単価が大きく販売拡大が見込めていること、初期投資費用負担がおおむね一巡し採算性が向上すること、などのためである。逆に、コンサルティング事業の伸びが比較的低く予想されているのは、昨今の経済情勢や消費税増税後の不動産市況を同社は保守的に見ているためのようである。総じて、2020年4月期業績予想は、過去数期と比較すると売上高・利益指標ともやや高めの設定だが、「R+house」ほか各商材がおおむね順調に伸長していること、この1~2年での新規設立子会社・M&A子会社の寄与などを考慮すると、計画値の達成は困難ではないと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
<YM>
ハイアス・アンド・カンパニー<6192>の2020年4月期の連結業績予想は、売上高が8,400百万円(前期比37.7%増)、営業利益が560百万円(同34.4%増)、経常利益が530百万円(同28.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が290百万円(同20.6%増)となっている。
同社では、住宅・不動産市場で高まるソリューションへのニーズを的確に捉えながら、新規導入会員企業の本格稼働と、既存会員企業の受注増加により、会費・ロイヤルティ等の増加を見込んでいる。また、「R+house」事業に加え、「R+house」の関連商材となる高性能デザイナーズセレクト住宅「アーキテクチャル・デザイナーズ・マーケット(ADM)」や、前期までにリリースした新規商材の伸長を見込んでいる。事業別に前期比で見ると、売上高、営業利益ともに建設施工事業の伸長によるものが大きく見える。しかし、これはコンサルティング事業よりも建設施工事業の1件当たりの単価が大きく販売拡大が見込めていること、初期投資費用負担がおおむね一巡し採算性が向上すること、などのためである。逆に、コンサルティング事業の伸びが比較的低く予想されているのは、昨今の経済情勢や消費税増税後の不動産市況を同社は保守的に見ているためのようである。総じて、2020年4月期業績予想は、過去数期と比較すると売上高・利益指標ともやや高めの設定だが、「R+house」ほか各商材がおおむね順調に伸長していること、この1~2年での新規設立子会社・M&A子会社の寄与などを考慮すると、計画値の達成は困難ではないと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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