１８日の株式相場見通し＝米株安受け軟調も下値限定的

　１８日の東京株式市場は、前日の米株安を受け軟調な展開が予想される。全体は市場エネルギー不足で上値を追う活力に乏しい。ただ、下値を売り叩く動きも見込みにくく、下げ幅は限定的なものとなりそうだ。米国ではトランプ米大統領の発言を契機に米中交渉が長期化するとの思惑が、米景気の減速懸念と相まって相場の重荷となっている。米長期金利の低下で為替は円高方向に振れており、きょうの東京市場では輸出株や金融株には逆風となる。

　１７日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１１５ドル７８セント安の２万７２１９ドル８５セントと続落。ナスダック総合株価指数も、同３７．５９１ポイント安の８１８５．２０６と続落した。米中貿易摩擦問題に対する警戒感が再燃しているほか、米製造業全般の業績減速懸念が売りを誘った。

　日程面では、きょうは６月の貿易統計、６月の首都圏新規マンション販売などがある。海外では６月の米景気先行指標総合指数、７月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数などが注目される。

出所：minkabuPRESS