【買い】シーティーエス（4345）好業績もレーティング引き下げが重荷、ネガティブ材料織り込みで再動意期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

好業績もレーティング引き下げが重荷、ネガティブ材料織り込みで再動意期待

業種：サービス業
時価総額：301億円
PER：24.69倍
PBR： 4.15倍

　建設現場向けのITインフラ、測量機器及び計測システム等のレンタル・販売を手掛ける、建設ICTの専門企業。国交省が推進する「i-Construction」の下、建設現場での生産性向上に注力しており、ドローンを活用した3次元測量や取得したデータを基にした設計・施工計画など活躍の場は広い。

　業績面においてはGW前の4/26に決算発表を行っており、前期は過去最高の売上高・利益を更新、今期計画においてもこれらから更に2ケタ成長を上乗せする好業績が続く見通しが確認される。システム事業の好調に加えて、測量計測やハウス備品事業等も堅調で新規顧客開拓も順調のように見える。

　株価は決算発表後にこれを評価する動きがある一方で、東海東京証券がレーティングを引き下げるなど上値を抑える材料もあり、売り買いが交錯して上下している。足元では6/21に出来高を伴いながら25日移動平均線を上抜けており、昨日はさらに出来高を集めて陽線を形成、200日移動平均線を終値ベースで上回った。テクニカルも好転で、続伸に期待がかかる。