午前:債券サマリー 先物が反発、中東懸念でリスクオフ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/06/25 11:41
 25日午前の債券市場で、先物中心限月9月物は反発している。前日の米国債券高の流れを引き継ぎ、買いが優勢となっている。

 世界経済の減速懸念の強まりや中東情勢リスクから24日の米国やドイツ債券市場で金利が低下している。その流れが波及した形で東京債券市場では前日比6銭高の153円88銭で寄り付き堅調に推移した。日経平均株価の下落も債券相場の下支えとなった。ただ、今週末28~29日の20か国・地域首脳会議を控え、様子見姿勢の投資家も多く、積極的な追随買いが見られなかった。きょう財務省による20年利付国債入札が予定されているが、無難な結果になると見られているようだ。

 午前11時の先物9月限の終値は前営業日比8銭高の153円90銭。出来高は1兆1737億円となった。現物債の利回りは、10年債が前営業日比0.010%低下のマイナス0.165%、20年債が同0.005%低下の0.210%だった。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ