米国株見通し:世界的な緩和ムードの広がりが下支えに

配信元:フィスコ
投稿:2019/06/18 18:01
S&P500先物       2906.00(+ 9.75) (17:45現在)
ナスダック100先物  7607.50(+46.25) (17:45現在)

 17時45分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は70ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、18日の米株式市場は買い優勢で始まりそうだ。

 本日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC、19日まで)を見極めたいとのムードから、動きが限られる展開になるとみられる。ただ、豪準備銀行の6月議事要旨で「一段の利下げが適切になる可能性のほうが高いとの認識で一致」が判明。また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「さらなる利下げはECBの政策手段の一部」、「量的緩和、まだかなりの余地がある」などと発言しており、世界的な緩和ムードの広がりが下支えとなろう。NY原油先物は、需給改善思惑から底堅い展開が見込まれる。

 本日発表となる米国の経済指標は、5月の住宅着工件数と住宅建設許可件数。住宅着工は前回反発した勢いを、建設許可はここのところの底堅さを維持するとみられ、株式市場にはややポジティブな材料となる可能性がある。

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配信元: フィスコ