今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/06/05 15:43

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は日経平均株価が400円近く上昇した事で下値が支えられた一方、米長期金利の低下が重しとなり上値は抑えられました。108.00円を挟んで方向感なくもみ合う展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

6/5(水)
16:45 ラムスデンBOE副総裁、講演
16:50 仏5月サービス業PMI・改定値
16:55 独5月サービス業PMI・改定値
17:00 ユーロ圏5月サービス業PMI・改定値
17:30 英5月サービス業PMI
18:00 ユーロ圏4月生産者物価指数
18:00 ユーロ圏4月小売売上高
21:15☆米5月ADP全国雇用者数
21:30 カナダ1-3月期労働生産性
22:45☆クラリダFRB副議長、あいさつ
23:00☆ボウマンFRB理事、議会証言
23:00 米5月ISM非製造業景況指数
23:30 EIA週間原油在庫統計
24:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
27:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

6/6(木)
10:30 豪4月貿易収支

※☆は特に注目の材料

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利下げの可能性を示唆した事でドルが下落していますが、議長の発言で世界的に株価が上昇しているため円も下落しており、結果的にドル/円は108.00円付近でもみ合っています。この株高・ドル安のバランスが崩れるとドル/円が再び動意付くと見られます。今夜は、米国株の動向が最大の注目点ですが、米5月ADP全国雇用者数や米5月ISM非製造業景況指数などの重要統計の他、クラリダFRB副議長やボウマンFRB理事の発言にも注目です。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想