午前:債券サマリー 先物が3日続伸、米中貿易戦長期化見通しでリスク資産オフ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/05/23 11:51
 23日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は3日続伸。前日米国の株安・債券高の流れを受け買われる展開となっている。

 22日のニューヨーク債券市場は5営業日ぶりに反発した。中国企業5社について米国からの技術移転を禁じる措置を米政府が検討していると伝わったことにより、貿易摩擦の長期化が意識された。こうした流れを受け、東京債券市場では続伸からスタートし買いが優勢。この日は、国債入札や日銀の長期国債買い入れオペなど需給面での材料が予定されていないため、日経平均株価が反落したことでより債券を買いやすかった。

 午前11時の先物6月限の終値は前日比7銭高の152円78銭。出来高は1兆3706億円だった。現物債の利回りは、新発10年債が取引成立せず、20年債は同0.010%低下の0.335%となった。

出所:minkabuPRESS
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