ドル円反落、米中貿易摩擦再燃。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/05/23 09:43

マーケットコンディション

昨日のドル円は、110.48円で始まると、東京時間は日経平均の上昇を受け110.62円まで上昇。その後、日経平均が緩むと110.38円まで下押し。ロンドン時間、ポンド円などクロス円の下げに連れ、110.36円まで下落。NY時間、NYタイムズの「中国企業ハイクビジョン社のブラックリスト入り」との記事を受け、米中貿易摩擦が再燃し、米10年債利回りが低下すると、ドル円は、110.24円まで下落。その後のFOMC議事要旨では、「当面の間、忍耐強い政策が適切と判断」「多くのメンバーはインフレの低下は一時的との認識」との見解となったが、マーケットの反応は限定的となった。

ドル円反落、米中貿易摩擦再燃。

5/13に109.01円の安値から5/21の112.39円まで続伸を続けてきたが、ここにきて調整が入りそうだ。上昇幅に対し押し23.6%が110.27円で、現在の安値レベルである。押しの目処としては38.2%で110.03円・50%で109.84円と計測できる。110円台で止まるかがポイントとみる。あっさり109円台となれば、さらに下を狙いそうだ。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想