プロパティエージェント---19年3月期2ケタ増収増益、不動産開発販売事業が順調に推移

配信元:フィスコ
投稿:2019/05/22 09:20
プロパティエージェント<3464>は9日、2019年3月期決算を発表した。売上高が前期比12.0%増の215.34億円、営業利益が同24.3%増の17.30億円、経常利益が同22.8%増の13.85億円、当期純利益が同19.1%増の8.72億円となった。

不動産開発販売事業の売上高は前年同期比12.2%増の208.60億円、営業利益は同20.7%増の15.62億円となった。東京23区都心エリア集中展開をさらに強化し、27物件の開発用地を取得し、前年度から開発してきた26物件が竣工した。販売においては、ウェブ広告や当年度から開始した社内セミナーへの安定した集客などによる効果的な顧客の獲得だけでなく、準顕在層に向けた広告展開を行い、新規顧客の獲得にも注力した。また、居住用コンパクトマンションは、「住んで良し、貸して良し」という同社コンセプトが時代の変化とともに認知されつつあり、順調に販売戸数を増加させ、前年度の2倍超の販売戸数となった。加えて都市型アパートも、中間富裕層向けの販売が順調に進んだ。この結果、投資用マンションブランド「クレイシア」シリーズ382戸、居住用コンパクトマンションブランド「ヴァースクレイシア」シリーズ133戸、その他マンション225戸、都市型アパートブランド「ソルナクレイシア」シリーズ3棟を販売した。

プロパティマネジメント事業の売上高は前期比8.3%増の6.74億円、営業利益は同72.0%増の1.68億円となった。自社開発物件竣工販売後の確実な賃貸管理戸数の増加と受託組合数の増加により、当年度末の賃貸管理戸数は2,816戸、建物管理戸数は3,045戸(73棟、70組合)となり、ストック収入が増加した。また、利益率改善のため、各種手数料の確保や賃貸付け早期化によるコスト削減を図った。

今後の見通しとして、金融環境や不動産市況等を総合的に勘案し、「成長性」から「堅実性と将来の成長性確保」という方針に転換することとした。既存事業においては「堅実性」を重視した業務の省力化・コストダウンに注力する。一方では「将来の成長性確保」という点において、新規事業の展開に向けた事業開発やM&Aを積極的に検討していくとともに、2020年3月期はクラウドファンディング事業の会員集客に先行集中投資していく方針としている。
この方針のもと、2020年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比2.2%増の220.00億円、営業利益が同21.4%減の13.60億円、経常利益が同27.8%減の10.00億円、当期純利益が同27.8%減の6.30億円を見込んでいる。

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配信元: フィスコ

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