米中通商協議大詰

著者:遠藤寿保
投稿:2019/05/10 09:36

マーケットコンディション

昨日のドル円は、110.07円で始まると、東京時間は日経平均株価の下落などを受け、昨日の安値109.90円を割り込み109.83円まで下押し。ロンドン時間、リスク回避色継続で、3/25の安値109.70円を割り込み109.58円まで下落。その後109円台後半まで買い戻されるが、NY時間に入り、NYダウ平均が下落すると米長期金利が低下し、ドル円は109.46円まで下落。その後、米株に買戻しが先行すると、ドル円にも買戻しが入り109.78円でクローズをむかえた。

米中通商協議大詰

本日、日本時間午後1時1分に米中通商協議で合意か決裂かがきまる。
想定されるパーターンは3つ。
①関税引き上げ+通商協議継続(反応は、内容次第)
②交渉決裂(ドル円下落予想)
③合意(ドル円上昇予想)

テクニカル的に、昨日の安値109.46円は104.83円から112.39円の上昇に対し押し38.2%(109.50円)レベルである。50.0%(108.61円)・61.8%(107.71円)レベルも意識する必要がある。可能性は低いと思われるが、大きく崩れた場合はWトップ形成で107.01円も計測できる。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想