蛇の目、前期経常を25%下方修正、配当は5円増額

配信元:株探
投稿:2019/04/25 15:00
 蛇の目ミシン工業 <6445> が4月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→13.5億円(前の期は21.1億円)に25.0%下方修正し、減益率が14.7%減→36.0%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.5億円→7億円(前年同期は10億円)に38.9%減額し、一転して29.7%減益計算になる。

 同時に、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前の期は10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 家庭用機器事業におきましては、米国の諸地域に対する経済制裁や為替の変動等の影響により新興国市場で想定以上のマイナス要因となりました。産業機器事業におきましても、当初は限定的と思われた米中の貿易摩擦問題等に伴う中国経済の減速が想定よりも大きく影響し、好調を見込んでいた第3四半期以降に伸び悩んだことから、売上高が前回発表予想を下回る見込みとなりました。また、売上高の減少や生産拠点であるタイの現地通貨高に伴う原価の押し上げにより、利益面においても前回発表予想を下回る見込みとなりました。これらの状況から、2019年3月期通期の業績予想を上記の通り修正いたします。

 当社は、充実した自己資本を確保し、健全な財務基盤を強化するとともに、資本効率の向上を追及することにより、株主利益の最大化を目指すことを基本方針としております。2017年3月期の復配後は継続配当を最優先課題とし、より強い財務体質の構築、内部留保の積み上げを行ってまいりました。  2019年3月期の配当金につきましては、前述のとおり連結業績予想を修正しておりますが、内部留保の水準等を勘案した結果、直近の配当予想から5円増配し、1株当たり15円に修正いたします。  なお、本件につきましては、本年6月下旬に開催予定の当社第93回定時株主総会に付議する予定です。(注)上記の予想は、本資料の発表当日において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後様々な要因によって、実際の業績等が記載の予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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