日本電技、前期経常を一転14％増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も23円増額

　日本電技 <1723> [ＪＱ] が4月24日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の28億円→32.3億円(前の期は28.3億円)に15.4％上方修正し、一転して14.1％増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の31.7億円→36億円(前年同期は32.1億円)に13.6％増額し、一転して11.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の71円→94円(前の期は77円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、空調計装関連事業の既設工事の増加により、予想値を若干上回る見込みです。利益面につきましては、売上高増および利益率向上の結果、上記の通り、それぞれ予想値を上回る見込みです。

　当社は、業績に多大な影響を及ぼす事象や新規設備投資計画が無い限り、配当性向を一定に保ち、利益の伸長に見合う配当を通じて、株主の皆様に利益還元を行う方針であります。上記方針および業績修正に伴い、期末配当予想（普通配当）については、61円から74円に修正いたします。また、当社は本年9月26日に創立60周年を迎えることになりました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様に感謝の意を表するため、1株当たり10円の記念配当を実施することといたしました。これにより、平成31年3月期の期末配当金は、1株当たり84円（普通配当74円、記念配当10円）となる予定です。