「自動運転車」がランキング10位、完全自動運転に向け主導権争い<注目テーマ>

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/23 12:21
「自動運転車」がランキング10位、完全自動運転に向け主導権争い<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10
1 5G
2 人工知能
3 任天堂関連
4 半導体
5 バイオテクノロジー関連
6 半導体製造装置
7 キャッシュレス決済
8 全固体電池
9 RPA
10 自動運転車

 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「自動運転車」が10位となっている。

 東京株式市場では10連休前で主力株に買いが入りにくい環境にある。ここから先は国内企業の決算発表も控え、手控えムードが漂うのは仕方ないところだが、中小型株を中心に局地的なテーマ物色の動きは継続しそうだ。そのなか、自動運転車に関連する銘柄群は要注目となろう。

 自動運転技術を巡る世界の開発競争は一段と先鋭化している。米自動車技術者協会(SAE)は自動運転技術についてそのレベルを5段階に分けており、特定条件のもとで人間が運転に関与しない「レベル4」、更に完全自動運転の「レベル5」については2021年以降に実用化されることが見込まれている。

 海外では直近、EVメーカーの米テスラが完全自動運転技術を活用しライドシェア市場への参入を発表、当局の承認が得られれば2020年にもサービスを開始する計画にある。米国ではフォードやGMなどの大手自動車メーカーをはじめ、インターネット大手のグーグル、半導体業界では画像処理半導体大手のエヌビディアなども同分野への積極的な展開で知られる。

 日本では自動車業界の盟主トヨタ自動車<7203.T>や、日本が誇るコングロマリットであるソフトバンクグループ<9984.T>などがグループを挙げて自動運転車への取り組みを加速させている。トヨタは今月3日にフォード、GMと一緒に自動運転車の安全基準作りで連携することを発表している。

 また、前週末19日、トヨタとソフトバンクグループは米ライドシェア最大手のウーバーの自動運転部門に追加出資することを発表し、マーケットの注目を集めた。これは、自動運転の研究開発で先行するグーグルへのキャッチアップを図るための基盤固めともいえ、いよいよ主導権を握るための争いは激化の様相をたどることになる。

 こうしたなか、企業間の協業や資本・業務提携などの動きもからめ、関連銘柄への関心も強まりそうだ。大手自動車メーカー以外で注目されるのは、トヨタ系自動車部品のトップメーカーであるデンソー<6902.T>や、自動運転をゲームに変わる収益の柱に位置付けるディー・エヌ・エー<2432.T>、車載マイコン大手のルネサスエレクトロニクス<6723.T>。更に特定用途向けファブレス半導体大手のザインエレクトロニクス<6769.T>も小型株ながら存在感がある。自動運転に必須となる3次元マップ関連ではアイサンテクノロジー<4667.T>ゼンリン<9474.T>などがマークされる。ソフト開発のアートスパークホールディングス<3663.T>コア<2359.T>ドーン<2303.T>JIG-SAW<3914.T>などにもマーケットの視線が向く可能性は高い。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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