続伸、米国はイラン制裁の免除撤廃を表明=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/23 05:29
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=65.55(+1.48 +2.31%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.48~1.70ドル高。その他の限月は0.07~1.39ドル高。

 米国が来月でイランに対する石油制裁の免除期間を予定どおり終了し、各国に対してイランからの原油輸入をゼロにするようあらためて要求したことが相場を押し上げた。ポンペオ米国務長官は来月以降の猶予期間はないと表明している。米ホワイトハウスは、供給を確保するためサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)と協力しているとしたが、イランの減産を石油輸出国機構(OPEC)加盟国が埋め合わせるのか不明。イランの原油輸出は日量100万バレルを下回る水準まで減少している。

 時間外取引で6月限は65.99ドルまで急伸。調整売りに圧迫されつつも、通常取引開始後は65.98ドルまで再び水準を切り上げたが、66ドルの抵抗をこなしきれなかった。

minkabu PRESS編集部 

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