<4/22~4/26> 来週の日経平均の動き

著者:Korosuke
投稿:2019/04/20 00:12

短期上昇中も歪な動きに注意

ようやく暖かくなって春らしい感じになってきました。

さすがにもうコートを着ることもないだろうと思って、思い切って冬物はクリーニングに出してしまいました。
寒すぎず、暑すぎず、今の季節が一番過ごしやすくていいですね。

そんな中、季節はちょうどいい気候ですが、相場の方は過熱してやや暑くなってきております。

日経は短期上昇トレンド継続中で、強い下値抵抗ラインがきれいにサポートされております。

この下値抵抗ラインは4/8から始まり、5/8に向けて急な角度で伸びているので、今のようなペースで上昇してもトレンドに沿った動きでなんら違和感はありません。

ただ、今の動きが少し不自然なのは、TOPIXはマイナスだったり、新興の小型株は大きく売られる銘柄や下げる銘柄がたくさんある中で指数だけ際立って強いというところです。

さらに、指数が強いのも日経平均に寄与度の高い値嵩株が集中的に買われて現状を維持しているだけで、実際には指数が上がっているものの、個別株はついていけてないような感じです。

特にファーストリテイリングは最も日経平均指数にインパクトが大きい銘柄ですが、ここに来て一気に値を飛ばして急伸しており、何かの手が入って上に持っていっているかのような動きです。

その他にも、ソフトバンク、東京エレクトロン、TDKなど、値嵩株だけ強いという、指数を支えるための銘柄だけ強い動きをしています。

理由はいろいろありますが、日経平均指数を上に持っていきたいという思惑が働いていることがよくわかります。

さらに、これらの銘柄は相場の流れに反した上げ方をしており、買い方も株価やチャートを見ずに大きな資金が買っている感じで、とても不自然な上げ方です。

10連休前にこんな上げ方をしてしまうと、連休明けに何か大きな下げが起きるフラグが立っているように見えてしまいます。

ちょうどチャートからも今の強い動きが続くのも5/8までで、そこから先は下降トレンドに転換するので、来週あたりが大きな流れの変化がやってくると思います。

この下値抵抗ラインを割り込んだときに、明確に昨年末からの反発上昇が終わったことが示されるので、休み明け前にどこまでこのチキンレースについていくかはリスクを取れる人のみにしておいた方がいいでしょう。

上がっても22500円までか、日柄では5/8までこのいずれかが短期トレンドの転換点です。

不確定要素の多いGW前に無理する必要はないので、来週の動きを見ながらGW前の買いポジションの整理をしておきましょう。
Korosuke
株式会社テラス
配信元: 達人の予想