神栄、前期経常を47%上方修正

配信元:株探
投稿:2019/04/19 14:00
 神栄 <3004> が4月19日後場(14:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→1億4700万円(前の期は6億1700万円)に47.0%上方修正し、減益率が83.8%減→76.2%減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の3億5000万円の赤字→3億9600万円の赤字(前の期は1億5800万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6000万円→1億0700万円(前年同期は1億9900万円)に78.3%増額し、減益率が69.8%減→46.2%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (連結) 利益面において、年末年始の急激な円高を受け、今後の輸入決済に対応するための先物予約に係る為替差損を見込んでおりましたが、その後の為替相場の動きから想定していたほどに為替差損が発生しなかったことから、経常利益が前回予想を上回る見込であります。一方、主に繊維セグメントにおいて収益性の低下が見られた店舗等の固定資産について、特別損失として減損損失を計上することなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を下回る見込であります。 (個別) 利益面において、物流費などの販売費の増加や関係会社からの受取配当金の減少などにより、営業利益・経常利益が前期実績に比べ下回る見込みであり、さらに関係会社出資金評価損247 百万円及び関係会社貸倒引当金繰入額725 百万円を特別損失として計上することから、当期純利益が大幅に下回る見込みであります。(注)上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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