材料難から、ドル円112円挟む小動き。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/04/16 09:55

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.96円で始まると、東京時間、日経平均株価の上昇を受け112.09円まで上昇となるが、その後は、連休前の実需売りなどで111.90円前後まで下押し。ロンドン時間、111.88円まで下押し。その後は112円手前で膠着。NY時間、4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想6.7に対し10.1と上振れ、ドル円は112.07円まで上昇。しかし、小高く始まったNY株が伸び悩み、米中通商協議にたいする警戒感からか、追随する買いはなく112.04円でクローズをむかえた。

材料難から、ドル円112円挟む小動き。

材料難とはいえ、112円前後をキープ。大型連休による実需売りも大きな下げとはならなかった。しかし、日米通商協議や今週発表される米財務省の為替政策報告書などを警戒して、ここからの買いは慎重のようだ。テクニカル的には、直近高値112円台前半は、109.70円-111.82円-110.83円からの上値拡張61.8%(112.14円)レベルまで到達。やはり、ここからもう一段上昇するためには、材料が必要とみる。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想