【買い】4390：アイ・ピー・エス

注目テーマの人材関連。

同社はフィリピンを主たる事業地域として、主に同国のCATV事業者に海底ケーブルを用いた国際データ通信回線を提供。マニラ以外にミンダナオ島で政府が進めるインフラ整備にも関与している。

20年3月期においてもフィリピンでの国際通信が競合をしのぎ続伸。無線ブロードバンドは国際空港でもサービスを始動させており、現地での存在感は高まっているようだ。

また同社は、現在マニラ首都圏地域の2都市に美容外科と近視矯正手術（レーシック）に特化したクリニックを開設している。

最近は地域の所得水準の向上と日本ブランドに対する信頼で、レーシックの症例数も増加傾向にあり、近年は白内障に対する手術も行っている。

デジタルマーケティングの強化による顧客層の拡大や、医療機器設備の増強を図り、売上・利益ともに大幅に増加している。

在留フィリピン人関連事業は、人手不足が顕著になっていることから介護業界以外の引き合いも増えて、介護以外への分野への人材派遣・紹介件数も増加傾向にある。

日本政府は新たな在留外国人資格を設けることを明記し、外国人労働者の流入拡大を認める方針を示したことが同社にポジティブに作用することは必定。

海外への介護人材派遣で評価の高いフィリピン人の在留人材ビジネスで先行してきた同社には大きな支援材料、事業の追い風になってくると考える。

国策銘柄としての本命事業も推進しており、買い安心感も強く意識される。

株価は安値圏から切り返している過程にあることから今後の成長期待からもここから明確な上昇トレンドを形成するのではないかと見ている。

チャート面においての週足3連続の大幅陽線は先高観の表れと考えられる。