トーエネク、今期経常を一転12％増益に上方修正、配当も25円増額

　トーエネック <1946> が3月29日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の76億円→100億円(前期は89.1億円)に31.6％上方修正し、一転して12.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の44.6億円→68.6億円(前年同期は60.9億円)に53.7％増額し、一転して12.6％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の80円→105円に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、個別業績において、屋内線工事、空調管工事など、一般得意先向け工事の受注高が増加し、当期の完成工事高が増加したことなどから、前回発表予想を上回る見込みであります。利益面につきましては、資材費、外注費等のコストアップや受注価格競争による採算性の低下を懸念しておりましたが、完成工事高の増加や工事粗利益率の改善などにより、各利益とも前回発表予想を上回る見込みであります。

　当社は、株主の皆さまに対する利益還元を最重要政策として位置付けており、将来にわたる事業展開のための内部留保の充実などを総合的に勘案し、株主の皆さまには、連結配当性向30％を目処とする配当を通じて業績に応じた利益還元を行うことを基本としております。このような方針のもと、当期（平成31年3月期）の配当予想につきましては、本日の業績予想の修正を踏まえ、期末配当金を前回予想の50円から25円引上げ、１株当たり75円に修正いたします。（注）上記に記載した予想数値は、当社が現在入手している情報に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。