ダウ平均は反発 弱い経済指標から米中協議に再び焦点を戻す=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/02/23 01:45

NY株式22日(NY時間11:44)
ダウ平均   26029.49(+178.86 +0.69%)
ナスダック   7520.52(+60.81 +0.81%)
CME日経平均先物 21475(大証終比:+75 +0.35%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日は弱い経済指標が相次ぎ、株式市場は利益確定売りが強まっていたが、きょうは再び焦点を米中貿易協議に戻している模様。

 市場は米中協議を楽観視しており、きょうはトランプ大統領と中国の劉副首相が午後に会談する予定。農産物中心に中国は米国からの輸入を増やす方向で合意しそうだが、知的所有権や構造改革では隔たりが依然として大きいとも言われている。市場では3月1日の関税引き上げ期限は延期されるものの、無くなるということはなく、今後も協議を継続して行くことになるのではと見ているようだ。

 期待通りであれば、最終合意には程遠いものの、前進は見られているとして、投資家はポジティブな評価を期待している模様。

 米国債利回りが低下しており銀行株は軟調に推移しているものの、産業株やIT・ハイテク株などが上昇しており指数をサポートしている。

 クラフト・ハインツが大幅安。株価は寄付きから売りが先行し、40ドルを割り込み最安値を一気に更新している。10-12月の決算を発表しており、調整後の1株利益は黒字だったものの、GAAP基準の1株利益は赤字に転落した。「クラフト」や「オスカーマイヤー」の商標といった資産ののれん代償却など有名ブランドの減損処理を154億ドル計上したことが響いた。

 ナスダックも上昇している。FAANG銘柄が上昇しているほか、インテルがアナリストの投資判断引き上げで上昇しており指数をサポートしている。

クラフト・ハインツ 34.97(-13.21 -27.42%)

アルファベット(C) 1109.52(+12.55 +1.14%)
フェイスブック 162.26(+2.22 +1.39%)
ネットフリックス 364.71(+7.74 +2.17%)
テスラ 293.81(+2.58 +0.89%)
アマゾン 1633.81(+14.37 +0.89%)
エヌビディア 159.52(+3.75 +2.41%)
ツイッター 31.41(+0.65 +2.11%)

ダウ採用銘柄
J&J 136.13(+0.71 +0.52%)
P&G 100.16(+0.38 +0.38%)
ダウ・デュポン 55.28(+0.02 +0.04%)
ボーイング 423.65(+6.07 +1.44%) 
キャタピラー  138.90(+0.02 +0.01%) 
ユナイテッド  127.47(+1.15 +0.90%) 
ビザ  145.92(+1.92 +1.33%) 
ナイキ  84.70(+0.75 +0.88%)
ウォルグリーン 70.11(-0.34 -0.47%) 
3M  209.50(+1.73 +0.83%) 
エクソンモビル  77.92(+0.10 +0.13%) 
シェブロン  119.42(+0.28 +0.23%) 
コカコーラ  45.56(-0.30 -0.67%) 
ディズニー  114.94(+0.65 +0.57%) 
マクドナルド  182.89(+0.08 +0.04%) 
ウォルマート 99.83(+0.44 +0.44%)
ホームデポ  192.34(+0.52 +0.27%)
JPモルガン 105.44(-0.03 -0.03%)
トラベラーズ  131.13(+1.31 +1.01%)
ゴールドマン  196.39(+0.03 +0.02%)
アメックス  107.37(+0.76 +0.71%) 
ユナイテッドヘルス  267.49(+1.09 +0.40%)
IBM  139.23(+1.39 +1.01%)
アップル  172.26(+1.20 +0.70%)
ベライゾン  56.98(+0.83 +1.49%)
マイクロソフト  111.02(+1.61 +1.50%)
インテル  52.91(+1.50 +2.92%)
ファイザー 43.09(+0.95 +2.24%)
メルク  80.73(+0.90 +1.13%)
シスコシステムズ  50.15(+0.74 +1.49%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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