ドル円は111円に再び接近、ポンドは上値重い=ロンドン為替概況
ドル円は111円に再び接近、ポンドは上値重い=ロンドン為替概況
22日のロンドン市場は、ややドル買いの動き。ドル円は110.90台へとじり高。ポンドドルは1.30台半ばが重く、1.30台前半へと軟化。買いが先行したユーロドルも1.13台半ばは重く1.13台前半へと押し戻されている。米株先とともに欧州株も堅調。クロス円は総じて円安方向への動き。米中貿易協議への進展期待が温存されているもよう。2月の独Ifo景況感指数が2か月連続の100割れ、ユーロ圏消費者物価指数確報値も速報値と同様に前回からは伸びが鈍化。ただ、ユーロには対ポンドでの買い需要がみられており、底堅く推移している。英政府関係者、来週の英下院採決が実施される公算は小さい、と報じられた。先週から英労働党、保守党ともに離党者が出ており、政局は不安定。ポンドの上値は重い。
ドル円は110円台後半での取引。110.70-80レベルでの揉み合いからやや上抜けて、本日高値を110.91レベルまで広げている。再び111円台をうかがう動き。米中貿易協議が継続中で、なんらかの合意に向けた動きが期待されているようだ。米株先物や欧州株が堅調に推移している。
ユーロドルは1.13台前半での取引。ロンドン朝方は買いが先行し、1.1352レベルまで買われた。その後は1.1330台へと反落して、上に往って来いに。ユーロ円はドル円とともにじり高となり125.78レベルまで上昇。対ポンドでのユーロ買いの動きもあって底堅い。ドイツ第4四半期GDP確報値は前期比横ばいとかろうじて2期連続のマイナスは回避された。2月のドイツIfo景況感指数は98.5と予想を下回り、2か月連続の100割れ。1月のユーロ圏消費者物価指数・確報値は前年比+1.4%と前回からの伸び鈍化が確定した。ユーロ圏経済について、強い結果はみられず。
ポンドドルは1.30台前半での取引。序盤に1.3051レベルまで買われたあとは、売りが継続。取引中盤には安値を1.3005レベルまで伸ばした。ポンド円は144.50台が重く、じり安。足元では安値を144.19レベルに広げている。ユーロポンドは上昇。0.87台乗せから0.8715近辺へと上昇。2月の英CBI小売調査指数は0(ゼロ)と事前予想5を下回った。前回1月に続く低水準。英政府関係者、来週の英下院採決が実施される公算は小さい、と報じられた。先週から英労働党、保守党ともに離党者が出ており、政局は不安定。ポンドの上値は重い。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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