【買い】ビーマップ（4316）下値もみ合いからの急反発に期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

下値もみ合いからの急反発に期待

業種：情報・通信業
時価総額：18.5億円
PER：92.90倍
PBR： 3.42倍

　鉄道など交通関連、位置情報、画像配信事業を展開しており、GPS・WiFi・Beacon・Felica等の複合的に連携させ活用できるプラットフォームを提供。多種多様なモバイル端末へのコンテンツ、ソリューションを提供する技術を活かし電車・バス・船等の電波が悪い環境においても対応可能なサーバ提供も行っている。JR東日本予約サイト「えきねっと」は誰もが一度は利用したことがあるものではないだろうか。

　主柱のワイヤレス・イノベーション事業が奮わず、足元の決算は赤字幅拡大の減益決算が発表されたが株価への影響は限定的。内容的にも大型案件の期ズレ等によるものであることから期末挽回が期待される。一方、成長分野として注力しているソリューション事業は赤字縮小で採算の改善が進んでいるとみられる。

　株価はほぼ動意薄で25日移動平均線を挟んでの下値もみ合いと言える。動き煮詰まれば動意すると必ずしも言えるわけではないものの、決算発表後も下値が固いことから需給面での改善が進んでいることは確かだろう。次回反発時は上値ブレイクが期待できるのではないか。ここから50日移動平均線を超えて戻り高値を更新してくると、同社に対する市場の見方も一変してくると考えられる。