午前:債券サマリー 先物は小反発、株安でリスクオフ資産が選好される

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/01/16 12:20
 16日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発。日経平均株価が下げに転じたことをきっかけに、安全資産とされる債券に買いが入った。

 債券先物は続落してスタート。15日の米債券相場が小幅下落したことが影響したほか、米株高を受けた日経平均株価の上昇を想定した売りが出た。ただ、日経平均株価が軟化するとリスクオフ資産を選好するムードが台頭。この日に実施される5年債の結果を見極めたいとして上値は限定的だったが、英議会下院で欧州連合(EU)離脱案が否決され先行き不透明感が強まったことも債券買いにつながったようだ。

 午前11時の先物3月限の終値は前日比4銭高の152円55銭。出来高は1兆8418億円だった。現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%低下の0.005%、20年債が同横ばいの0.465%だった。


出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ