明日の株式相場見通し=戻り待ちの売りで一服、盛り上がり欠く売買代金を懸念
あす(10日)の東京株式市場は、きょうまでの3日続伸で日経平均株価の上昇幅が合計865円と大幅となってきたことに加え、心理的フシ目とされる2万500円を前に戻り待ちの売りも想定されることから、全体相場は一服商状となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、米中の次官級貿易協議についてトランプ米大統領が進展を示唆したことなどが好感されて、買い優勢の推移となった。ただ、物色内容は株価が出遅れていた医薬品、食品、紙・パルプといったディフェンシブ的色彩の強い銘柄が牽引するかたちで、半導体関連などの電子部品株には軟調さが目立ち、東証1部の売買代金も2兆3104億円と盛り上がりに欠けている。発表が本格化している2月期決算企業の第3四半期累計(18年3~11月)決算の内容次第では、投資マインドに再び陰りが出る懸念もある」との見方が出ていた。
9日の東京株式市場はリスク選好の流れが続いた。前日の米株高や取引時間中のアジア株上昇を追い風に主力株中心に買われた。ただ、後場後半は利益確定売りが出て日経平均は上値の重さが意識された。日経平均株価終値は、前日比223円02銭高の2万427円06銭と3日続伸した。
日程面では、山梨県知事選告示、日銀支店長会議で黒田総裁があいさつ、11月の景気動向指数、1月の地域経済報告に注目。海外では、中国12月の消費者物価指数・生産者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、米中の次官級貿易協議についてトランプ米大統領が進展を示唆したことなどが好感されて、買い優勢の推移となった。ただ、物色内容は株価が出遅れていた医薬品、食品、紙・パルプといったディフェンシブ的色彩の強い銘柄が牽引するかたちで、半導体関連などの電子部品株には軟調さが目立ち、東証1部の売買代金も2兆3104億円と盛り上がりに欠けている。発表が本格化している2月期決算企業の第3四半期累計(18年3~11月)決算の内容次第では、投資マインドに再び陰りが出る懸念もある」との見方が出ていた。
9日の東京株式市場はリスク選好の流れが続いた。前日の米株高や取引時間中のアジア株上昇を追い風に主力株中心に買われた。ただ、後場後半は利益確定売りが出て日経平均は上値の重さが意識された。日経平均株価終値は、前日比223円02銭高の2万427円06銭と3日続伸した。
日程面では、山梨県知事選告示、日銀支店長会議で黒田総裁があいさつ、11月の景気動向指数、1月の地域経済報告に注目。海外では、中国12月の消費者物価指数・生産者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
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