来年の世界経済の後退懸念から、今年中に手仕舞う動きへ

先週は、週始めこそ反発して21500円台に乗せるが、その後FOMCの結果を受け2万円寸前まで下落

 先週は、引き続き、米中貿易摩擦の行方、国際的な政治情勢の動きや、金融面では17~18日のFOMCの結果を受けての声明文やFRBのパウエル議長の会見に左右されるとしました。又、為替相場では、円高・ドル安に振れて日本株式にとっては重荷になるとし、日経平均は21500円水準を中心に上下動の可能性としました。

 結果的には、21500円水準を上値にFOMCの声明文やパウエル議長の会見で、来年の利上げの回数が3回から2回に減ったものの、利上げ打ち止めへの期待があったことで、失望売りとなってNY株式が急落となり、為替も円高にふれたことで日経平均も下放れとなりました。週末には20006円まで下げ20166円で引けました。

 17日(月)は、先週末の大幅安の反動で△16円の21391円と小反発で始まり、一時△183円の21563円まで上昇し、その後も上値は重いものの下値は限られた動きとなり、終値は△132円の21506円でした。

 18日(火)は、前日のアメリカ市場でFOMCを控えて全面安となり、NYダウは一時▼643ドルまで下げ、終値は▼507ドルの23592ドルとなったことを受け、日経平均は大幅反落となり112円台半ばの円高・ドル安も重しとなって、一時▼405円まで下げ、終値は▼391円の21115円と大幅反落しました。トピックスは、11日の年初来安値1575Pを更新し、▼31Pの1562Pとなりました。

 19日(水)は、FOMCを控えて様子見気分強く、為替も円高基調であることが嫌気され▼127円の20987円と3月26日の終値20766円以来、9ヶ月ぶりの21000円割れで引けました。

 さらに、20日(木)は、前日のアメリカ市場でFOMCの結果を受けた声明文やパウエル議長の会見に失望し、3指標そろって年初来安値を更新したことで、日経平均も大幅3日続落となり、▼595円の20392円で引けました。

 3月23日につけた今年の終値での最安値20617円を割り込んで引けました。

 21日(金)は、前日のアメリカ株式がFOMCの金融引き締め継続が引き続き嫌気されメキシコの壁建設の予算をめぐる共和党と民主党の対立で政府機関の一部閉鎖の可能性がでてきたことを嫌気し、3指標とも2日連続の大幅安となり、これを受けて日経平均は、前場は一時▼385円の20006円と20000円割れ寸前まで下げ、終値は▼226円の20166円で引けました。

 21日(金)のアメリカ市場は、朝方は金融政策の見通し期待から、NYダウは△394ドルの23254ドルと反発するものの、景気後退懸念と政府機関の一部閉鎖、又、米中貿易交渉は難航するとの見方から、一時▼463ドルの22396ドルとなり、終値は▼414ドルの22445ドルで引けました。

来年の世界経済の後退懸念から、今年中に手仕舞う動きへ

 連休明けの25日(火)は、前日のアメリカ株式の3指標そろっての4日連続の大幅安となり、年初来から下げ率が、NYダウで▼11.84%、ナスダックが▼10.29%、S&Pが▼12.06%と10%を超して弱気相場入りとなったことで、本日の日経平均は▼1010円の19155円となりました。

 今週は、大納会までは、アメリカ株式次第ですので全く予想が立ちません。米株式は下げ止まらず、日本市場は何も手がかりがない状況の中で、アルゴリズムの動きで売りの連鎖が起きています。ファンダメンタルズもテクニカルも全く関係なく、恐怖に駆られて投売りされています。

 本来は、今日のような相場はセリング・クライマックスというものですが何ともいえません。トランプ大統領が登場してきてからトランプ相場が始まりましたが、トランプ政権が中国を明確に貿易戦争の相手として行動しているため、中国がこれまで世界経済に与えてきたプラス面が一挙にマイナス転換の可能性があり、又、トランプ政権への不信と来年の世界経済後退の不安から、今年中にとりあえず手仕舞うものは手仕舞うという動きになっています。今年は様子見で来年の仕切り直しを見る必要があります。

出島式ズバ株投資情報ブログ
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(指標)日経平均

 先週の予測では、引き続き米中貿易摩擦や海外の政治の動きに左右される状況が続くことになるとし、特にFOMCの利上げの結果に注目としました。利上げは0.25%と予想通り実施され、来年の利上げは年3回から2回に減少したものの、打ち止め感が出なかったことで市場は失望となり、株価が大幅安、為替の円高が同時に進みました。今年の3月26日の年初来安値を下回る下げとなり、週末は20006円まで下げ終値は20166円となりました。

 今週は、チャートをみると20000円攻防となりますが、それはNYダウのさらに大きな下げがなければの話しです。テクニカル指標では、年初来安値更新が2008年10月のリーマンショック時の1200銘柄を大きく上回っており、又、騰落レシオも68.9%と1年8ヶ月ぶりの70%割れとなっており、セリング・クライマックス近くの動きとなってきたようです。来週は1月4日のみの営業で、それまで6連休ですので、大納会に向けて株を買うのは低調になるものと思われます。一方で過去2年の大発会は大幅スタートとなっていますので4日の大発会が注目されます。
 

 

(指標)NYダウ

 先週の予測では、18~19日のFOMCがあり、その結果を受けて激しい値動きが想定されるとし、年末のため節税目的での含み損の確定が増えるとしました。又、1月への期待もあるもののチャートの形は悪くなっており、23500ドル水準を下値にもみあいを想定しました。

 結果的には、週始めからFOMCを控えての警戒感が高まり、12月17日(月)は、一時▼643ドルの23456ドルと23500ドルを割り込み▼507ドルの23592ドルのスタートとなりました。

 12月18日(火)は△82ドルの23675ドルと一服したあと、19日(水)のFOMCで利上げが行われたあとの声明文やパウエル議長の会見で市場が期待していた利上げ打ち止めとならず、▼351ドルと大幅反落となりました。

 12月20日(木)も引き続き利上げ継続を嫌気し、▼464ドルの22859ドル、さらに週末の12月21日(金)はメキシコとの壁建設の予算を巡る民主党と共和党との対立で、政府機関の一部が閉鎖となる可能性から▼414ドルの22445ドルとなり、3指標そろって3日大幅下落となりました。2016年2月11日の15503ドルのダブル底からの上昇トレンド(A)ラインを少し切ったところにきていますので、そろそろ止まってもいいところです。

 今週のNYダウは、24日が短縮取引、25日がクリスマスで休日となっており。週を通じて閑散相場となり、アルゴリズム取引が中心となって値動きが荒くなり可能性があります。先週末メキシコ国境の壁建設費の予算で共和党と民主党が対立し、政府機関の閉鎖への警戒感が出ており、閉鎖するようだとドル安、株安となりそうです。元旦を除いて通常取引ですが、週末の4日は12月雇用統計の発表があり、基本的に動きにくい週です。
 

 

(指標)ドル/円

 先週の予測では、18~19日のFOMCで今年4回目の0.25%の追加利上げは織り込んでおり、その後の声明やパウエル議長の会見に注目が集まるとし、利上げ継続期待が弱まれば、ドル買いは縮小することになるとしました。

 結局、0.25%の利上げは実行され、来年の利上げは3回から2回へ回数が減ったものの、市場は打ち止めが出ると期待していたことで失望売りとなり株安、ドル安となりました。これに政府機関の閉鎖問題も加わり、ドルは一時110.81円まで売られ、引け値は111.29円でした。

 今週から、来週の1月4日にかけては、ややドル安・円高方向の動きとなりそうです。先週のFOMCで来年の利上げの回数を3回から2回にしたものの、金利先高感は後退しており、日米金利差縮小や日経平均の下落を受けての円買いの方向にあります。110~113円のレンジを想定。
 

 

配信元: みんかぶマガジン
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