円安を好感反発 21100-21500のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/12/12 08:36

円安を好感反発

●11日のNY株式市場は米中貿易協議の進展期待から買いが優勢となるが、続かずに反落。貿易摩擦を巡り米中高官が電話協議を行い、中国側は米国車および自動車部品に対する輸入関税を引き下げる意向を米国側に伝えたことや、トランプ米大統領が「中国と生産性のある話し合いが行われている。重要な発表があるので待っていてくれ!」と発表し、貿易摩擦が緩和の期待から買いが先行。一時368ドル高まで上昇した。しかしメキシコとの国境の壁建設予算が承認されなければ、連邦政府機関を閉鎖するとのトランプ大統領の発言が伝わると相場は一転、下落して引ける。

ダウ工業株    24370.24(- 53.02)▼0.22%
ナスダック     7031.83(+ 11.31)△0.16%
S&P500    2636.78(-  0.94)▼0.04%

●本日の日経平均は円安を好感し反発と読む。CME日経平均先物の終値は2万1345円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1148円と比べ200円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1400円。

日経平均株価のポイント
 2万1493円 5日線
 2万1345円 CME日経平均先物
●2万1148円 昨日終値
 2万0971円 10月26日安値

●新規上場
 ────
アルテリア・ネットワークス 公開価格1250円

●今週の主な予定 

12日(水)
米消費者物価指数(11月)
ブラジル中銀政策金利

13日(木)
ECB政策金利、ドラギECB総裁記者会見
トルコ中銀政策金利
米輸入物価指数(11月)
EU首脳会議

14日(金)
日銀短観(第4四半期)
中国小売売上高(11月)
中国鉱工業生産(11月)
米小売売上高(11月)
米鉱工業生産(11月)

※予定は変更することがあります。
配信元: 達人の予想