21日の株式相場見通し=米株安を嫌気して売り先行のスタート

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/11/21 08:42
 21日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が500ドルを超える大幅な下落となったことを嫌気して、売り先行のスタートとなりそうだ。21日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円60銭台での推移となっている。

 20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比551.80ドル安の2万4465.64ドルと大幅続落した。世界的な景気減速懸念が強まるなか、原油安やアップル株の連日の下落が全体相場を押し下げた。NYダウは一時、650ドル近く下落した。原油価格の指標であるWTI価格の大幅安を受け、エクソン・モービルやシェブロンが安い。アナリストの目標株価引き下げを受けアップルが売られ、決算が予想を下回ったターゲットなど小売り株も軟調。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトも値を下げた。一方、アプライド・マテリアルズやエヌビディアなど半導体株の一角が高く、フェイスブックやアルファベット(グーグル)が値を上げた。ナスダック総合株価指数は、同119.654ポイント安の6908.823と3日続落した。

 日程面では、9月の全産業活動指数、10月の訪日外国人客数、19日時点の給油所の石油製品価格、10月の全国スーパー売上高に注目。海外では、欧州委員会がイタリアなど加盟国の19年予算案を評価、米10月の耐久財受注・CB景気先行総合指数・中古住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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