午前:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は約3カ月ぶりに0.1%を下回る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/11/19 11:47
 19日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。米債券高が支援材料となり、現物債市場では新発10年債の利回りが8月28日以来となる0.1%割れとなった。

 前週末16日の米市場では、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長がインタビューで「政策金利は中立金利に近づいている」と述べたことが伝えられ、米利上げペースの鈍化観測が浮上。米長期金利は3.06%台に低下し、これが東京市場に波及した。また、日銀が「残存期間1年以下」「同1年超3年以下」「同3年超5年以下」を対象とする国債買いオペを通知し、いずれも買い入れ額が前回から据え置かれたことも買い安心感につながった。

 午前11時の先物12月限の終値は前週末比8銭高の151円03銭。出来高は1兆835億円だった。現物債の利回りは、10年債が前週末比0.005%低下の0.095%、20年債が同0.005%低下の0.625%だった。


出所:minkabuPRESS
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