リバウンド上昇はまだ続く?それとも調整?【2018/11/12-11/16】

著者:横山利香
投稿:2018/11/11 13:01

戻り売りで調整に転じる可能性も


日経平均株価は11月09日金曜日、2万2,250.25円で取引を終えました。前回「底打ちからのリバウンド上昇幅が大きかったので、戻り売りが出る可能性もある。ここからの上値は限定的の可能性が高い」と解説しました。
株価はリバウンド上昇し、目標株価の範囲程度で取引を終えました。

米国の株式市場は、ニューヨークダウとナスダックともにリバウンド上昇が続きました。
ドル円相場はドルが買われた一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、11月8日に一時2万2,583.43円まで上昇しました。10月26日の安値2万0,971.93円から1,500円程度上昇したわけですから、リバウンド上昇としては十分だと言えるでしょう。
目標上値は2万2,700円、下値は2万1,000円、それぞれプラスマイナス150円とします。

株価チャートを分析する限りでは、短期的には上昇幅が大きかったで、戻り売りからいったん調整に転じる可能性もあるでしょう。二番底狙いなのか、上昇トレンドの押し目なのか、株価の動きと波動次第を見ながらになりますが、次のトレンドの形成待ちになるでしょう。
また、中長期的なトレンドが転換した可能性は残っていますから、水準的に安いからと適当に買ってもいい地合いではありません。安いタイミングを狙った逆張り戦略の短期売買を中心にして、高値掴みはできるだけ避けるようにしたいところです。

米国の中間選挙も終了しました。事前予想通りだったことを考えると、織り込み済みだった可能性も考えられます。これまではニューヨークダウとナスダックがともに上昇基調でしたが、それぞれ動きが異なり始めている可能性が考えられますので、手掛ける銘柄に影響を及ぼすかもしれません。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想