底打ちからリバウンド上昇。今後はどこまで上がる?【2018/11/05-11/09】

著者:横山利香
投稿:2018/11/04 09:52

中間選挙後の動きをフォローしたい

日経平均株価は11月2日金曜日、2万2,243.66円で取引を終えました。前回「株価は暴落と言える水準まで下落した。落ち着けば底打ちの動きになる可能性が高い」と解説しました。
株価は底を打ち、想定レンジ以上に大幅に上昇して取引を終えました。

米国の株式市場は、ニューヨークダウとナスダックともに底を打ち、上昇に転じた一週間でした。
ドル円相場はドルが買われた一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、10月26日に一時2万0,971.93円まで下落しました。しかし、週明けからは少しずつ落ち着き始め、底を打って上昇に転じ、2万2,000円台まで上昇した1週間でした。
目標上値は2万2,700円、下値は2万1,500円、それぞれプラスマイナス150円とします。

今週は米国で中間選挙が行われます。前回の大統領選挙では株価が乱高下したので、どう動くのを予測することは困難と言わざるを得ません。どちらに動いてもトレンドフォローできるように、米国の株式市場の動向にも注目しておきましょう。

また、株価チャートを分析する限りでは、これまで長く上昇相場を継続させてきた下値支持線に変化が見られ、トレンドが転換した可能性も考えられます。その場合、株価が新たなトレンドに移行することになりますから、株価の動きには注目でしょう。

目先は、底打ちからのリバウンド上昇幅が大きなものになりました。戻り売りが出ることを考えると、ここからの上値は限定的になる可能性も考えられます。株価の波動を見ながらの、安いタイミングを狙った逆張り戦略の短期売買を中心にしてもよいかもしれません。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想